3Dプリンター「TEVO Tarantula」のファームウェア設定からテストプリントまでに書いた通り、最初のテストプリントまで終わりました。
その後、いろいろやったので簡単にまとめておきます。ガチャガチャいろいろいじって、よくわからなくなったところもありますが、とりあえず書いてみます。
ESTEPSを調整する
ESTEPSという項目をいじる事で、各軸の移動量を微妙に調整することができます。
例えば、100mm動かしたはずなのに99.5mmしか動かしていなかったのであれば、ずれてる0.5mmぶんをこの項目をいじる事で調整することができます。
↑この動画みてやりました。
動画では、定規でモーターの移動量を見て調整していますが、自分は目視で値が読み取れなかったので、代わりに出力された20mmテストキューブの大きさをノギスで測ってやってみました。
まあ、樹脂冷える時縮むので、出力された物体をベースにキャリブレーションするのはよくないと思うので、本当は動画の通りやるのが良い気もしますね。
Auto bed levelingにカスタマイズする
Auto bed levelingのオプション有りで申し込んでいましたが、とりあえずこれ使わずに組み立てて使ってました。
通常だと、z軸のendにはマイクロスイッチをつけるのですが、これを近接センサーに変更する事で、auto bed leveling(ベッドの高さの自動調整)が効くようになります。
ということで、こちらのカスタマイズをしてみました。
↑とりあえず、このpdfを参考にやりました。やる事としては、
・基板に繋がっているz軸のマイクロスイッチの配線を外し、そこに近接センサーの配線をつなぐ。(要するに、入れ替え)
・FirmwareをAuto bed leveling用にカスタマイズ(多分、どこかで拾ったのを入れて、中の数字を少しいじった)
・スライサーソフト「Slic3r」のprinter settingにあるStart G-codeにG29を追加。
こんな感じでとりあえず動いたのですが、実際動かしてみたところあんまり良いもんではないなという感想。
・プリント前に9点高さをとっているけど、プリント時にちゃんと斜めになっているのを考慮して動いているように見えない(要するに、ベッドが少し斜めになるとうまくプリントできないので実質マニュアルで高さだしするのと何も変わらない気がしている)。
・Facebookのコミュニティーで聞いてみても、そんなセンサー捨てて、マニュアルでベッド合わせの方が良いという意見多数(つまり、買う必要なかった?)
まあ、勉強と思う事にします。
ベッドに貼るものをいろいろ買ってみた
↑これは、hotbedにカプトンテープ(ポリイミドテープ)を貼ってます。
hot bedに生で3Dプリントする人は少数派で、傷防止、食いつき向上のために何か貼ってる人が多数でした。具体的な方法としては、
- ガラス板 + カプトンテープ
- カプトンテープ
- 3M マスキングテープ 343
- 3Dプリンタ用シートBuildTak
あたりを使っている人が多い様子。一応、全部買ってしまったのでw、それぞれ良いとこ、悪いとこ、相性などあるみたいなので、この辺はまたブログに書いてみたいですね。
↑左から順に、ガラス板、カプトン(ポリイミド)テープ、3Mマスキングテープ(343)、BuildTak です。
追記:結論から言うとBuildTakが一番よかったです
その後、全部試してみました。
色々と試行錯誤した結果「ガラス板 + BuildTak」が良い感じでした。
カプトンテープは、すぐ破れたり造形物がすぐにベッドから剥がれてくるのでNGでした。
マスキングテープも同様にあまり効果はありませんでした。
しかし、「ガラス板 + BuildTak」だと、造形されたものはガラス板ごと取り外せるので取り回しも良いですし、食いつきも抜群でした。
ガラス板は、クリップでヒートベッドに挟んで止めています。
おすすめです。
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ソリ対策は、下記の記事にまとめてみたので、よろしければ合わせてご覧ください。
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