宅建に三ヶ月独学で合格する勉強法

宅建に3ヶ月の独学の勉強で合格しました。

宅建合格証

私が実際に合格した勉強法を惜しみなく公開します。

かなり長いですが、参考になる部分はあると思いますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。

ステップ1「学習開始時」

使用教材:ズバ予想宅建塾 模試編

↑最新の年度のものを使いましょう。

まずいきなり模試を解きます

「分かるわけ無いやん!アホか!」といわれるかもしれませんが、解きます。

解くというか、眺めるといった方が正しいかもしれません。

いきなり模試を解く理由

宅建試験がどんなものか知るため」です。

世の中、やってみないと分からない事って多いのです。

例えば、旅行を考えてみてください。いくらガイドブックでイメージを膨らませても、実際に行って現地で感じることはイメージと違う事は良くあります。

服を買う時も同じです。

ネットで見たり、店屋で手にとって「いいな。」と感じたものでも、実際に着てみるとちょっと違ったりします。

資格試験でも同じです。

受験する前に抱いている宅建試験のイメージと、実際の試験問題は違います。

旅行では、前もって体験することは出来ないですし、する意味もありませんが、幸い宅建では模擬テストを使用して擬似的に体験することが出来ます。

最初の時点で、模試を解いておくことで、「自分が最終的に解かないといけないのは、こういう問題なんだ」「本番の試験ってこんなんなんだ」「こういう訳ワカメな問題解くんだな」という事が分かります。

最終目的地を知っておくことで、これから進めていく勉強がどんな風に活きてくるのか、具体的にイメージできるようになります。

実際に解くのは、1回分で良いです。

どうせ解けない問題ばかりですので、すぐ終わります。

ただし、しっかりと読んで、考える努力はしてください(でないと、宅建はこんなテストなんだと認識する事できないので、意味がありません。)

ちなみに、民法とかは、たまに常識や予想で解けるものがあります。

答え合わせをして点数を出しておくと、後々の伸び具合がわかるので、やっておきましょう。

ただし、解説を読んで復習をするとかは、全く持ってこの時点ではする必要はありません。

ステップ1のまとめ

  • 「ゴール地点、宅建試験、これから戦う敵を知るため」に模試(ズバ予想宅建塾 模試編)を解く

ステップ2「らくらく宅建塾のテキストを読む」

↑年度は最新版を利用しましょう。

学習目安時期~2週目

この時点では、模試を一回解いただけですので、基本的には何も分かっていない状態です。

ですので、まずはテキストを読んで概要を把握します。

この時は、浅く広く内容を把握することに努めます。

細かい数値の暗記や、語呂合わせは一切覚える必要はありません。

把握するのは、科目です。例えば、制限行為能力者という項目があるのですが、それなら

  • 制限行為能力者ってのがある
  • 被保佐人とかが関係ありそう

という事を理解するようにします。

暗記はしません。

なんとなく、「被保佐人とかあったなー」みたいな記憶が残ればOKです。

こんな感じで、宅建全体を把握します。

できれば2週間で読み終えたいところです。

ステップ2のまとめ

  • 宅建を知るために、テキストを読む
  • 暗記は行わない
  • 浅く広く宅建試験の全体を知ることを目的とする

ステップ3「過去問宅建塾を解く」

使用教材:過去問宅建塾シリーズ

↑年度は最新年度のものを使用しましょう。

学習目安時期2週目~5週目

上記問題集を使って、実際に問題を解いていきます。

この時点では、テキストを読み込んだだけですので、具体的な数値等は覚えていません。

ですので、全問分かりません。

しかし、それで良いです。

なぜなら、今から学ぶからです。

このステップでは、「過去問を解けるレベルの知識をつける事」を目的とします。

合格に直結する、重要なステップです。

まさに勉強です。

問題集の使い方

基本的には問題集を解き進め、あやふやな所や、分からない所が合ったら、参考書を使って確認します。

はじめの頃は全部分からないので、1問ごとにテキストに目を通す事になると思います。

問題集に該当ページ数が書いてあるので、簡単にチェックできるはずです。

ステップ1(テキストを読み込むステップ)では暗記や覚える作業はしませんでしたが、このステップでは、しっかりやります。

数字なども覚えるように努力してください。

時間はかかりますが、しっかり「理解」「暗記」を行います。

また、正答できた問題には「〇」。

あやふやな問題には「△」。

不正解には「×」を付けておきます。

意味は後述します。

ステップ3-1「過去問宅建塾1「権利関係」を解く」

権利関係は、理解が必要な分野です。

ですので、3つある問題集の中でも、一番先に解きます。

また、この時、まずは「カンターン」と表示された問題のみ解くようにしてください。

カンターン」と表示された問題は、基礎的な知識を問う問題なので、地盤を固めるには最適です。

まずはこれを解きます。そして、一冊分の「カンターン」が終わったら次は「普通」を解きます。

「難しい」はこのステップではやりません。

ステップ3-2「過去問宅建塾3「法令上の制限、その他分野」を解く」

次は3の問題集を解いてください。

ステップ3-3「過去問宅建塾2「宅建業法」を解く」

業法は、最後に解きます。

理由は、暗記分野だからです。

できるだけ試験前に持ってきて、試験で正答し、その後はきれいさっぱり忘れるようにしますw。

ステップ3のまとめ

  • 過去問問題集を「1」→「3」→「2」の順に解く
  • 「カンターン」の問題を解く。その後「普通」を解く。「難しい」はやらない。
  • 暗記ものはしっかり暗記。理解するのは理解。このステップではしっかり知識をつける。

ステップ4「スリーストライク方式で学習する」

使用教材:過去問宅建塾シリーズ(ステップ3と同様)

学習目安時期5週目~10週目

ステップ3を終えた時点で、上記3冊の「カンターン」と「普通」の問題をそれぞれ1回だけ解いた状態だと思います。

そして、おそらくほとんど不正解ですので、「×」マークが付いていることと思います。

このステップ4は、スリーストライク方式を採用した、知識定着のステップです。

〇が3つになるまで、ひたすら3冊の「カンターン」と「普通」の問題を解きまくってください

忘れてたら、覚えなおしてください。

これをひたすら繰り返します。

このステップを終えた頃には、かなり力がついていて、合格も見えてきます。

ステップ4のまとめ

  • 過去問問題集を使った復習のステップ
  • 「〇」が3つ(3回正解)になるまでひたすら解く

ステップ5「難しいを解く」

使用教材:過去問宅建塾シリーズ(ステップ3、4と同様)

学習目安時期10週目~11週目

上記三冊の「カンターン」と「普通」を3回正答した状態になっているはずです。

つまり、基礎知識はばっちりの状態。

ここからは、難しい問題を解きます。

解く順番は、もう何でも良いです。

しいて言うなら、「業法」は暗記分野なので最後(テスト日により近く)にしておくとよいかもしれません。

理想はスリーストライク方式ですが、時間との兼ね合いで省いても良いです。

ステップ5のまとめ

  • 過去問宅建塾3冊の「難しい」を解く
  • 理想はスリーストライク方式だが、時間の兼ね合いで省く

ステップ6「模試を解く」

使用教材:ズバ予想宅建塾 模試編

学習目安時期11週目~12週目

最後は模試で締めます。点数を出してみて、合格点圏内なら一安心といった所。足りないなら、勉強あるのみです。

ステップ6のまとめ

  • 模試編を解く

宅建に三ヶ月独学で合格する勉強法「全ステップまとめ」

ステップ1「学習開始時」

  • 「ゴール地点、宅建試験、これから戦う敵を知るため」に模試(ズバ予想宅建塾 模試編)を解く

ステップ2「~2週目」

  • 宅建を知るために、テキストを読む
  • 暗記は行わない
  • 浅く広く全体を知ることを目的とする

ステップ3「2週目~5週目」

  • 過去問問題集を「1」→「3」→「2」の順に解く
  • 「カンターン」の問題を解く。その後「普通」を解く。「難しい」はやらない
  • 暗記ものはしっかり暗記。理解するのは理解。このステップではしっかり知識をつける

ステップ4「5週目~10週目」

  • 過去問問題集3冊を使った復習のステップ
  • 「カンターン」と「普通」の問題に「〇」が3つ(3回正解)つくまでひたすら解く

ステップ5「10週目~11週目」

  • 過去問宅建塾3冊の「難しい」を解く
  • 理想はスリーストライク方式だが、時間の兼ね合いで省く

ステップ6「11週目~12週目」

  • 模試編を解く

宅建に三ヶ月独学で合格する勉強法「最後に」

学習目安時期は、個人差や進捗具合によって柔軟に変えてください。

できれば、前倒しでやるようにすると、試験前に「やばい、時間足りない。」とならなくてすむので良いと思います。(とはいっても、結構ハードスケジュールになると思いますが。)

宅建の問題集は分厚いです。

以外と覚える事がたくさんあります。

もし落ちたら、次の年に勉強する気は中々起こらないでしょう。

しっかりと、短期集中。

強い心を持って一発で合格することをおすすめします。

宅建に三ヶ月独学で合格する勉強法【用意する本・教材のまとめ】

使う教材は、らくらく宅建塾シリーズの本5冊のみです。

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