絶対にブレない「軸」のつくり方【書評】

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友人に紹介してもらって読んだ本。デコピンすれば、遠く彼方へ飛んでいってしまうくらいブレブレで、自分を見失っている感がある自分にとって意味のある本でした。ぶれない「軸」を作りたいと思います。

目次

概要

筆者は南壮一郎さん。モルガンスタンレー証券に大学卒業後入社するも、幼少期から思い描くスポーツビジネスへのあこがれを押さえきれず、色々と行動する。この本では、その経験に基づく、「軸の作り方と行動力の重要性」を知る事が出来る。現在、南さんは株式会社ビズリーチの代表取締役をしている。

「やりたいこと」を1000個書き出せ!

著者は、この過程を経る事で「スポーツが好き」「人が好き」「商売が好き」という3つの柱を見つけている。まるで、就職活動の自己分析みたいなやり方だけど、1000個も実際に書き出した事がある人がどの位いるだろうか?1000個も出せば、傾向が見えてくるのだろう。

メジャーリーグ全30球団のGMに手紙を

スポーツビジネスの業界に入りたいと思った筆者は、手紙を送りまくる。非常識と思うかもしれないが、よく考えるとリスクが無い。別に返事が返ってこなかった所で、人生に何もマイナスポイントは無い。結局、半数以上から返事も返ってきたみたい。実際の所、お断りの返事ばかりなんだけど、この後色々と行動し続ける事によって、結局、楽天イーグルスの立ち上げに関われる所までこぎつけたのが凄い。行動を続ける事の大切さが分かった。

実際に行動を起こす際に役立ちそうなポイント

引用しながらまとめておきます。

最初に、自分がやりたいことに対して、実現させるためにはどういう方法や手段があるのか、何をする必要があるのかを書き出してみる。書き出したものを1つずつ実現させるためには、どうしたらいいのかを考え、さらに行動に移す。(P.85より)

具体的に行動を起こす方法。漠然と思うだけじゃなくて、具体的にどうすれば良いのかという所まで落とし込む所が重要。ライフハック的感覚ですな。よし、さっそく私も考えてみよう。

「相武紗季さんになでなでしてもらいたい」→「仲良くなる必要あり」→「その前に出会う必要あり」→「番組出演後に強引に話す」→「警備員に引き離される。」→「行動力を発揮し、強引に再度アタック。」・・・逮捕されそうだから、このプランはやめておこう。

新しいことにどんどんチャレンジしていくには、走りながら考えて、変わっていく前提条件にも即座に、それも柔軟に対応していく能力が求められる。特に、ITによって情報の伝達が格段に速くなった最近のビジネス界では、以前よりも仕事のスピードが速くなったので、走りながら軌道修正していく力が求められていると思う。(P.87より)

IT業界では良く言われる事ですよね。とにかくまず立ち上げるとか、とりあえず作ってみるとか。やり始めてみないと分からない事も多いですから、まずやってみる事が大切という事ですね。

確かに、私も色々とやってみて分かった事って多い気がします。例えば、ビリヤード。やる前は、「玉つくだけだし、余裕だろ。」とか調子に乗っていたのですが、やってみると上手く出来ない。本とかも読んで、予備知識も入れていたのですが、そんなのほとんど意味ありませんでした。

仕事やビジネスも同じで、準備をしっかりする事はもちろん大切なんでしょうが、ある程度スピードも意識してやってみる事も大事だと思います。やらないと、わかんないことって多いんだと思います。

期限があるからこそ、自分にプレッシャーをかけ、あの手、この手と尽くせるものだ。(P.89より)

脳科学者の茂木健一郎さんも、タイムプレッシャーという言葉を用いて、同じ様な事を言っていたと思います。人間、しっかり時間を区切る事でパワー出るんでしょうね。

そう考えると、野球だと9回2アウト、サッカーだと終了時間間際の方が、時間を意識するから能力上がるのかな?(疲労とか、他のパラメーターもあるから一概には言えないか。)

多くの人は、断られたり、受け入れたりしてもらえないことを怖がって、それを恐れてリスクと感じているだけだ。

極論で言うと、ナンパと同じ。その辺で1000人くらいに声かけて、全員に嫌な顔をされて、拒絶され、罵倒されたとしても、それによるリスクはほぼ無い。そうであれば、なぜ行動を起こさないのであろうか?極論、そういう事だと思う。

「こうなりたい」「こうなったら自分は感動する」と妄想し、成功したときにハッピーになっているイメージをすることが大切。そうすれば、そこに向けて何をしなければいけないのかが明確になってくるのだ。(P.112より)

このステップを行う前には、自分がどうなりたいかを具体的に把握する必要があるだろう。南さんの場合、「メジャーリーグの球団オーナーになりたい」→「サラリーマンじゃ無理」→「どこかで勝負しないといけない」という流れ。

私の場合なら、「モテモテになりたい。」→「目立つ必要がある。」→「丸の内オフィス街ど真ん中を、着ぐるみを着て歩く。」・・・あれ?なんか違うなw。

人生はゲームのようなものだ。(中略)自分が諦めない限り、ゲームオーバーにはならないのであれば、思い切りとんがったほうが面白い。(P.130)

これを見て、ある友人が言っていた言葉を思い出した。「死ぬ事以外全てかすり傷」

「行動して、何も起こらないこと」はマイナスではない(P.107)

まず行動しないと、何も起こらないしね。確かにそう思う。実際に動いてみて、学べる事も多いだろうし。

行動しようと思える本

この本は、「人生という広大な砂漠にさまよっている人」におすすめの本かもしれません。私もまだまだオアシスにはたどり着いていませんが、まず1000個のやりたい事リストでも書いてみて、行動に移していけたらと思います。

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この記事を書いた人

198※世代。メーカー技術者です。 TOEIC900、中国語検定3級、韓国語初級。雑多に色々と書いています。

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